【比較】フルサスvsハードテイル、初心者におすすめなのはどっち?

フルサスvsハードテイル、初心者におすすめなのは?【フルサスです】

まいど!チャリ猿です。


初心者の方がマウンテンバイクを購入する際にまずつまずくのが、「フルサスかハードテイル、どっちがいいねん」問題でしょう。

もちろん予算や使用用途(トレイルorゲレンデor林道or街乗り?)にもよるんですけど、初心者にこそぼくは全力でフルサスをおすすめしたい

なぜか?それは、フルサスの方がトレイルを安全・快適に楽しめるからだ!!ハードテイルは初心者には難易度が高い!!!

チャリ猿

あくまでも「”初心者”が本格的なトレイル走行やゲレンデダウンヒルがしたい」なら、フルサスがおすすめって話やで。ちなみに筆者もMTB初心者やで

【おさらい】フルサスとハードテイルについて

メリットデメリット
フルサス・抜群の衝撃吸収性
・ハードな路面でも怖くない
・初心者でもトレイルで攻めれる
・高い
・個人ではメンテナンスが難しい
ハード
テイル
・安い
・フルサスより軽い
・フルサスより平地と坂がラク
・フルサスよりメンテナンスが簡単
・ハードな路面に突っ込むのは怖い
・どうせフルサスが欲しくなる。笑

それぞれのメリデメはこんな感じ。も少し詳しく解説していくよ。

フルサスの良いところ・悪いところ

フルサス
出典:canyon

フルサスのメリットはなんといっても衝撃吸収性の高さ。サスペンションが勝手に衝撃を拾ってくれるから、バイクコントロールにそれほど気を使わなくて済みます(ハードテイルほどはっていう意味で)。

つまり、トレイル走行を楽しむ余裕が生まれるんです。初心者にとってこの恩恵は本当にデカい。ハードテイルだとガタガタ暴れるバイクをコントールするのに必死&恐怖で、何よりも大切な「トレイルを楽しむ」ことに注力できません。

一方、フルサスのデメリットは価格の高さ。信頼できるメーカーのフルサスは安くても20万〜30万から。あと、パーツ点数が多いので個人でメンテナンスするのは至難の業です。

ハードテイルの良いところ・悪いところ

ハードテイル
出典:canyon

ハードテイルのメリットは価格の安さ。エントリーモデルなら一桁万円から購入できます。それから平地と登坂がラクなので、「街乗り」とか「自宅近くの里山に自走でアクセス」なんかには最適。

デメリットは衝撃吸収性に劣るところ。バイクコントロールが相当うまい人じゃないと、ハードテイルで”激しめ”のトレイルを楽しむのは難しいと思います。初心者にはまあ無理でしょう。(ただし、体力が有り余ってて運動神経バツグンな方は例外)

ゆるめのトレイルだったら、ハードテイルでも全然イケるけどね。



それではここからが本題。「フルサスかハードテイルどっちがおすすめなのか」を話していくよ。

【大前提】マウンテンバイクで「何をしたいか」による

【大前提】マウンテンバイクで「何をしたいか」による

冒頭で「全力でフルサスをおすすめする」とか偉そうなことを言いましたが、ぶっちゃけ「マウンテンバイクで何をしたいのか」によります。つまりは用途ですね。

マウンテンバイクの用途は基本的には、

  1. トレイル(山道)
  2. ゲレンデダウンヒル
  3. 林道・グラベル
  4. 街乗り

の4つでしょう。

で、それぞれの用途ごとにおすすめなのは、以下のとおり。

トレイル・ゲレンデなら・・・フルサス

林道・街乗りなら・・・ハードテイル

トレイル(山道)やゲレンデを楽しみたいなら、フルサス

トレイル(山道)を走りたいなら、絶対フルサス

トレイル(山道)やゲレンデなど、マウンテンバイクの醍醐味を余すことなく満喫したいならフルサス一択だと思います。

なぜなら先述したとおり、フルサスは格段にバイクコントロールが容易なため、トレイルを楽しむ余裕が生まれるから。結果的に、トレイルに突っ込むときの恐怖心が軽減されます。初心者でも自信を持ってトレイルを走行できます。

チャリ猿

乗り手の技術不足を、自転車がカバーしてくれる感じやな

ぼくがフルサスMTBを購入してすぐのお話

愛車

ぼくはフルサスのマウンテンバイクを購入してすぐに、大阪の某有名トレイルに駆け込みました。”初心者向けコース”と巷では言われてるところです。

「フン。初心者向けコースなど赤子も同然よ・・・」と、内心スカしながら舐めてかかったら、



メチャクチャ恐かった!!フルサスでもメチャクチャ恐かった!!!



「いや、これで初心者コースとか嘘やろ」と本気で思いました。それと同時に「こんなん、ハードテイルやったら絶対無理やん」とも思いました。

「ハードテイルはテクニックつくから、初めての1台におすすめやで!」というお話

「初心者にはハードテイルがおすすめ!」の、ウソ

をたまに見たり聞いたりします。確かに一理あると思うんですが、ガタガタに暴れまくるバイクを必死にコントロールしながらのトレイル走行は、シンプルに怖い&危険です。初心者であればなおさら。

だったら、フルサスでスイスイ〜っと走った方が楽しいでしょうし、フルサスでももちろんテクニックは磨かれます。

やはり、「快適・安全にトレイルを楽しむ」なら、フルサスに分があると言えるんじゃないでしょうか。

「フルサスが欲しくなったら後で買い足せばええやん」というお話

もよく見たり聞いたりますが、いやそんなん普通にお金もったいないでしょうに!!!笑

ハードテイルでトレイル走ってたら、フルサス欲しくてウズウズしてくると思うんですよね。じゃあもう最初っからフルサス買ったらええやん。そっちの方がトータルお得やん・・・とも思うのです。

チャリ猿

あくまでも筆者の個人的な見解やで

じゃあハードテイルはどんな人におすすめなのか

という話ですが、以下の用途でマウンテンバイクを使いたい方には、ハードテイルがおすすめです。

用途
  • 林道・グラベルなどゆるめのオフロード
  • 街乗り

また、環境的な要因として予算的にフルサスは厳しい場合も、ハードテイルが選択肢になるかと思います。

環境的な要因
  • 予算的にフルサスは厳しい

【用途】林道・グラベルなどゆるめのオフロード

出典:GT

林道やグラベルなど、緩めのオフロードを走行したい!という方はハードテイルで十分でしょう。フルサスは持て余します。

チャリ猿

「林道・グラベル」と「トレイル」の違いってなんや

まあざっくりやけど、「林道・グラベル=ゆるめ」「トレイル=激しめ」みたいなイメージやね。林道・グラベルは砂利道区間がメインなのに対して、トレイルは木の根っことか岩場でめちゃ凸凹しとる。

写真で比較するとこんな感じかな↓

林道・グラベル
トレイル

【用途】街乗り

出典:GT

街乗りならハードテイル一択。平地や坂を走るだけなら、ハードテイルの方が効率いいです。軽いし、サスペンションが無駄にポヨンポヨンしないですからね。

【環境的要因】予算的にフルサスは厳しい

予算的にフルサスが厳しい場合も、ハードテイルが選択肢になるでしょう。安価なモデルであれば6〜8万円くらいで売ってます。一方フルサスは安くても20〜30万から。(ちなみにぼくが知ってる中でいちばん安いフルサスはこのモデル

ただ、トレイルをガンガン走りたいなら多少無理してでもフルサス買った方がいいかなとは思います。繰り返しになりますが、初心者がトレイルを走るなら絶対フルサスの方が楽しめますからね。

【結局】1台目にフルサスを買った人はフルサスをおすすめするし、その逆もまた然り

と、ここまでかなりフルサス寄りの発言をしてきましたが、それはぼくが1台目にフルサスを選んだからです(笑)。とはいえ、1ミリも後悔していませんし、良い選択だったなと本気で思ってます。

逆もまた然りで、ハードテイルをおすすめしている方は、おそらくご自身も1台目にハードテイルを選んだのでしょう。そしてMTBライフを最高にエンジョイしていると。

つまりはそんなんモンなんです!!ぶっちゃけ、フルサスもハードテイルも同じ”マウンテンバイク”には変わりないので、どちらを選んでも破茶滅茶に楽しいのは間違いありません!!

なので他人の意見に振り回されず、最後は自分の直感を信じて、「コレだ!!!」と思うマウンテンバイクを選択してくださいね。

【そもそも】自宅付近のコースを調べてみよう。MTBで走れるトコある?

日本はマウンテンバイクで走れる道(トレイル)がめっちゃ少ないです。「勢い余ってMTB買ったけど走るトコないやん!」なんてことにならないように、事前に自宅付近のトレイルをリサーチしておきましょう。

調べてみた結果、本格的なトレイルがあるならフルサスを選べばいいし、グラベルや林道しかないなら必然的にハードテイルになってくるでしょう。そのため、フィールド調査はかなり重要です。

トレイルがどこにあるか、どうやって調べるん?

GoogleやYouTubeで地道に探しましょう!マウンテンバイクで走れるトレイルは、基本的に大っぴらには公表されてないんです。そのため、個人ブロガーやユーチューバーが発信している情報を頼りにするしかありません。

まずはGoogleで、自分の住んでる都道府県名+マウンテンバイク+トレイルで検索してみてください(例えば、「大阪 マウンテンバイク トレイル」)。そしたらなんとなく、どの辺にトレイルがあるのかとか、トレイルの名前が分かってくるでしょう。

トレイルの名前が分かったらYouTubeで検索です。おそらく、マウンテンバイクの走行動画が出てくるはず。あとは動画やブログを頼りに、トレイルの難易度やアクセス方法をできる限り詳しくリサーチしてください。

チャリ猿

あとは、ショップが企画してるライドイベントとかに参加するのも1つの手やな。ぶっちゃけ人に聞くのが1番早いし確実やで

【まとめ】マウンテンバイクは楽しい!!!!

訳のわからんまとめですみません。マウンテンバイクは本当に楽しいです。ぶっちゃけフルサスとハードテイル、どっちでも構いません。どっちでも絶対楽しいです。

圧倒的な大自然の中に自転車で入っていく楽しさ・気持ちよさを、すこしでも多くの方に経験していただければ!!!私は嬉しゅうございます!!!!

チャリ猿

予算・用途を踏まえて、どっちにするかじっくり考えてな

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