近年、流行の兆しを見せている自転車旅のスタイル。
そう、「バイクパッキング」。
この記事をご覧になっている皆さんも、そんなバイクパッキングが気になっているんじゃないでしょうか。
しかし、見た目がスマートでかっこいい反面、制約が多いのも事実。
ということで本記事では、バイクパッキング歴がそこそこ長いと自負しているこの私が、バッグやキャンプギア選びのポイントなどを解説していきますよ!
目次
バイクパッキングとは?
自転車にバッグを直接括り付けて荷物をパッキングする、という新しい自転車旅のスタイルです。
大型のラックやパニアバッグを使用する従来のスタイルに比べ、「軽い・走りやすい」っていうのが大きなメリット。
バイクパッキングではそこまで多くの荷物を積むことができないので、必然的に重量は軽くなります。
また、積んでいる荷物が自転車の中心線に沿ったところに集まっているので安定感抜群。パニアバッグのように横に振られることがないので走りやすいんですね。
じゃあ良いところばっかりなのかって言われると、そうじゃないんです。
正直、デメリットも沢山あります。
ということで、個人的に感じるメリット・デメリットをご紹介。
まずはメリットから。
バイクパッキングのメリット
- 見た目がカッコいい
- 軽い(というより荷物が必然的に軽くなる)
- 走ってるときの安定感抜群
まあ何よりも見た目がカッコイイっていうのが一番のメリットだなって思います。笑
結局見た目ですよ。うん。
あとは先ほども説明した通り、「軽い・走りやすい」のもGOODですね。
バイクパッキングのデメリット
- あんまり荷物を積めない
- パッキングが面倒くさい
- 初期投資にお金がかかる
- 自転車に傷がつく
バイクパッキングはあんまり荷物を積めません!!
これが一番のデメリットです。
必要最低限の荷物をパッキングするだけでも一苦労なので、こだわったキャンプをするのは至難の業。
荷物が増える冬のキャンプなんかもしんどいかなって思います。
パッキングも正直めんどうです。
パニアバッグであれば、荷物をドカドカ放り込むだけで済みます。
が、バイクパッキングの場合はまず自転車にバッグを括り付けないといけません。それからバッグに荷物を詰め込んでいくという手順なんですが、時間掛かるしはっきり言ってめんどうです。笑
とまあ、色々書かせて頂きましたが、それでも僕はバイクパッキングが好きです。
見た目がカッコいいですからね。笑
自転車なんて趣味というかロマンの世界だと思うので、自分の好きなスタイルをとことん突き詰めればいいと思いますよ!
バイクパッキングに必要なバッグ
続いては、バイクパッキングに必要なバッグについて解説します。
基本的には、
- サドルバッグ
- フレームバッグ
- ハンドルバーバッグ
がベースとなります。
キャンプをするのであれば、3つ全て揃えないと容量的に厳しいでしょう。
宿泊がホテルやネカフェの場合は、サドルバッグとフレームバッグだけで十分です。
用途に合わせて必要なバッグを揃えてくださいね!
それでは、それぞれのバッグを詳しく見ていきましょう。
サドルバッグ
バイクパッキングの要といっても過言ではない「サドルバッグ」。
なんてったってデカい。収納力抜群です。(もちろんモノによりますけどね)
テントや寝袋、着替えなど大抵の装備はサドルバッグに放り込むことができます。
ただ、あまりにも大きいサドルバッグを装着すると、タイヤと干渉してしまうのでその辺りは注意しましょう。
日によって入れるモノが違うんですが、いつもこんな感じでパッキングしてます。
テントやマット、着替えなど大き目のものをサドルバッグに突っ込んでます。
▼ おすすめのサドルバッグを紹介してる記事もあります。
▼ 僕が愛用しているサドルバッグについての記事はこちら。
フレームバッグ
こまごましたモノを入れるのに最適な「フレームバッグ」。
手を伸ばせばすぐに手が届くところにあるので、スマホや財布など頻繁に出し入れするモノを入れておくと便利。
普段使いにもピッタリなので、個人的には一番使いやすいバッグだな~とか思ってます。
僕がいつもフレームバッグにパッキングしてる荷物はこんな感じ。
財布やスマホ、カギなど細かいものは全部フレームバッグに放り込んでます。
あとは、自転車を漕ぎながら音楽を聴きたい派の人間なのでBluetoothスピーカーはマストです。笑
▼ おすすめのフレームバッグについての記事はこちら。
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▼ 僕が使っているフレームバッグのレビュー記事です。
ハンドルバーバッグ
僕が使っているハンドルバーバッグは、長いヒモで荷物を巻き付けて固定するタイプのものです。
キャンプするならこれがおすすめ。
このタイプのバッグであれば、大きな荷物をパッキングすることも出来ちゃうんです。
ただ、あまりに重たい荷物をパッキングするとハンドル操作の邪魔になるので、寝袋や着替えなどのかさばるけど軽い荷物の収納に使いましょう。
いつもパッキングしてる荷物はこんな感じ。
かさばる寝袋と、テントのポールを収納してます。あとはバッグ部分にこまごましたものを。
全部でこれくらい荷物が入ります
僕はいつもこんな感じの装備でキャンプをしてます。
贅沢なキャンプ、という訳にはいかないんですがそれでも全然楽しいんですよ~。
自分の脚の力だけでたどり着いたキャンプ場で食べるご飯とビールの旨さったらもう、、、堪らないんですわ。これは自転車キャンプだけが味わえる贅沢なんじゃないかなって思います。
キャンプギアは軽くてコンパクトなものを
バイクパッキングで一番重要なのが、キャンプギア選びです。
なんでもかんでも好きな荷物を積める訳ではないので、「いかに軽くてコンパクトなギアを持って行くか」ということに全力を注ぎましょう。
ただ、軽さやコンパクトさを追求するあまり、快適性が損なわれてしまうとせっかくの自転車キャンプがただの苦行になってしまうので、ミニマル感と快適性のバランスがとれたギアを選ぶ必要があります。
ということでここからは、筆者が実際に使っているバイクパッキングにおすすめのキャンプギア(テント・寝袋・マット・ガスバーナー)をご紹介!
アライテント エアライズ1
「エアライズ1」は日本の老舗アウトドア用品メーカー、アライテントが販売している一人用テントで、
・設営がめちゃくちゃ簡単
・収納サイズがコンパクト
・軽い
というバイクパッキングとの相性が良すぎるテントなんです。
▼ 詳しく紹介している記事はこちら!
NANGA オーロラ350
言わずと知れた日本のシュラフメーカー「NANGA」が販売している、春夏秋用の寝袋です。
コイツの良いところは
・収納サイズがそこそこコンパクト
・デザインがかわいい
・安心のNANGA製(永久保証つき)
ってとこですかね。正直、コンパクトさを追求すれば他にもっといいのがあるかもしれないんですが、寝袋って小さ過ぎると温かく無さそうじゃないですか。笑
▼ 詳しく紹介している記事はこちら!
サーマレスト プロライト スモール
サドルバッグの紐にくくり付けられる位、収納サイズがコンパクトな「サーマレスト プロライト スモール」。
このマットのポイントは
・空気で膨張させる
・ので収納サイズがかなりコンパクト
・寝心地フカフカ
って感じ。とにかくかなり小さくなります。バイクパッキングであれば空気膨張式のマット以外選択肢はないのかなって思いますがどうなんでしょ。
▼ 詳しく紹介してる記事はこちら!
SOTO ウィンドマスター
最後にガスバーナー。僕のおすすめはもっぱらコイツ、「SOTO ウィンドマスター」です。ちなみに下に付いてるガス缶とは別々にできますよ。
このガスバーナーの良いところは下記の通り。
・収納サイズがとにかくコンパクト
・火を付けるのがめっちゃ簡単
・水が一瞬で沸く
コンパクトなのはもちろん有難いんですが、キャンプ場でのんびりする時間があんまりない我々自転車キャンパーにとっては、着火が簡単・水が一瞬で沸くっていうのもかなり大事。
まさにバイクパッキングにはうってつけのガスバーナーなんです。
▼ 詳しく紹介してる記事はこちら!
ということで、筆者おすすめのキャンプギア達でした。
これが正解!なんてもんはありませんので、ご自身のお好きなスタイルをトコトン追求されて下さい!あくまで参考までに。
とにもかくにも自転車キャンプは楽しい
バイクパッキングは最初のハードルが高いというか装備を揃えるのが面倒なんですが、一回やってしまったら後は楽しいだけなんでぜひチャレンジしてみて下さい。
自転車ライフ、一緒にエンジョイしましょう。
自転車キャンプ、めちゃくちゃ楽しいでっせ!
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とにかく見た目がかっこいいよな